酒井先生へインタビュー

なぜ『CHANGE』は内定の確率を上げることができるのでしょうか?
はい。これは簡単です。面接やエントリーシートで伝える内容がいいことと、それを伝える面接の時の言葉の一言一言にその人の思いが乗ってるからです。
新卒採用の場合は「スキルよりもその人の可能性」を見ているとよく言われます。
でも、どうやったら「可能性」を感じてもらえるかがわからないから内定も決まらないんですよね。
新卒採用では「志望動機」も「自己PR」も両方とも大事です。
でも、その最大のポイントは「志望動機」よりも、実は「自己PR」のほうなんですね。
「自己PR」をどれだけ魅力的に伝えられるかで、内定獲得率も大きく変わってきます。
だからまず「自己PR」では、ありふれた体験談でも「その人なりの成功法則を持っている」と感じてもらえるストーリーの順番と内容で伝えます。
しかもそれが「入社したい企業の求める人材像」に合っていれば、企業からすれば一番欲しい人材になります。
もちろん「志望動機」のほうのポイントもあるんですけど、まずは「自己PR」ですね。
あとは面接で、一言一言に思いを乗せて話せるように「話し言葉」としてトレーニングをするかどうかだけの問題です。
話が上手いのとはちょっと違うし、話し方のテクニックとも違いますね。
だから面接では、「思いの乗らない言葉」は一言も話さないくらいになってほしいですね。
ここまでできれば、面接で落とされることはまずないですね。
『CHANGE』の大きな軸となっている「心の法則」とは何でしょうか?
はい。たとえば、私たちは楽しい話を聞くともっとその人の話を聞きたくなりますよね。
ここには、「自分を楽しくさせてくれた人の話はもっと聞きたくなる」という「心の法則」があるんですね。
だから面接やエントリーシートでも同じで、面接官や採点者が「この人物が欲しい」という心の動きになるような「心の法則」にそった話の内容や、話の順番で伝えることが大切になります。
「話を映像にする」とはどういうことでしょうか?
はい。「話を映像にする」というのはあまり聞いたことがないですよね。
でも話が上手な人は、知らず知らずのうちに自分の話を映像にしていることが多いんですね。
「話を映像にする」というのは、言い換えると「具体的に話す」ということなんですね。
だから、話の上手な人は「具体的な言葉」とか「具体的な行動」とか「具体的にどんなふうに思った」とかいうことを上手く入れて話すんですね。
そうすると聞いている人は、まるで映画を観ているような感じで、その場面を想像することができますから、ものすごくよくわかるんです。
こういう話し方のことを「話を映像にする」と言います。
でも、話が上手くない人は話を映像にするのではなくて、「概略の説明」をするんですね。
たとえば、部活動やサークル活動で自己PRをする時であれば、
「私は部活動を通して、団結力の大切さを学びました。私は○○部でしたが、入学した当初は、部員同士が自分勝手な行動をとっていて、試合なんかでもお互いが声を掛け合うということがほとんどなく、ミスをするとお互いが責めるような雰囲気でした。だから初めのころは練習試合でもほとんど勝てませんでした。でも、みんなそれではいけないということに気がついて、お互いが声を掛け合ったりするようになりました。もちろん普段の練習やそれ以外の時もコミュニケーションをとるようになっていきました。すると試合でもだんだん勝てるようになっていきました……」
これは「概略の説明」ですね。
だから、この人やその他の部員がどんな努力をしたのかがほとんどわかりません。
それでは同じ話を映像にして話してみます。
「私は○○部でしたが、入学した当初は、部員同士が自分勝手な行動をとっていて、試合なんかでもお互いが声を掛け合うということがほとんどありませんでした。試合中にミスをすると『あなたの守備範囲だよね【具体的な思い】』と、みんながお互いを責め合う思いばかり持っていました。だから初めのころは練習試合でもほとんど勝てませんでした。一ヶ月くらいして、私は練習が終わってみんなが部室で着替えている時に『私たちこのままじゃダメだと思う……【具体的な言葉】』と切り出しました【具体的な行動】。みんな同じことを思っていて、お互いの気持ちを全員で話しました【具体的な行動】。上手くなって試合で勝ちたいと思っている人【具体的な思い】。部活を楽しめればいいと思っている人【具体的な思い】。本当にまちまちでした。私は入学した時から経験者でしたので、やっぱりどうしても上手くなりたかったし、試合にも勝ちたいと思っていました【具体的な思い】。でも未経験者の人であれば、私たちの練習についてこれないのも当然でした。だから私は、部活の時も部活が終わってからもグランドに残って、毎日30分、未経験者の人と○○の練習を続けました【具体的な行動】。……」
こちらの話し方だと、まるで映画を観ているようにその場面が映像になりますので、その分だけ、相手にわかりやすい話になります。
これが「話を映像にする」ということです。



